四十六、「梵書(ブラーフマン)について 二」

底彦多(テイナンタ)声は文章の壮麗なところで用い、また、一般の文でも使用するものなのでした。
蘇漫多(スバンタ)声の二十四転は、一切の諸文に使用するものなのでした。
底彦多(テイナンタ)声十八変化は他動詞(般羅颯迷(パラスマイ))と自動詞(阿答末泥(アートマネー))の二種類があり、おのおのが九変化で、それを合わせて十八変化なのでした。

はじめの九変化は広く事を論ずるときに使用して、まず、三人称に三変化、二人称に三変化、一人称に三変化あり、おのおのの三変化というのは、単数(たんすう)、双数(そうすう)、複数(ふくすう)の三であり、両句とも同じなのでした。
ただ、その変化が異なるので九変化の二グループに分けているのでした。
今、他動詞変化によって有・無などの変化、特に有の変化を見てみます。

有には次の三種があります。
すなわち、まず、三人称には、一はバーヴァティといい、二はバーバターといい、三はバーバンティといいます。
二人称の三は、一はバーバシといい、二はバーバター●「カタカナのフを小さくしたもの」といい、三は、バーバターといいます。
一人称の三は、一はバーバーミといい、二はバーバーバーといい、三はバーバーマー(この第三は四吠陀論の説に依る)といいます。

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